会長挨拶

大塚院友経済会 会長

ご挨拶                             院友経済会会長 大塚 勤(74期)

 院友経済会は國學院大學の経済学部卒業生の親睦団体です。64年の歴史が有り、会員は42,000人を超えています。本会の目的は、会員相互の親睦をはかり、さらに母校の発展のために協力する事です。
 
  今年も会の最重要事業は「院友経済会ビジネス塾」を開催する事です。
「國學院大學院友経済会ビジネス塾」は國學院大學経済学部卒業を縁とする学びあいの場として、本会会員の交流と学びを通した研鑽を目的としています。経済学部と協力しつつ、その研究教育への支援を行います。
 塾長には秦信行先生に就任して頂き、一昨年6月22日に「ビジネス塾の開塾特別講演会」として、「これからの企業と働き方」と題して、東京大学大学院経済学研究科教授・柳川範之氏をお迎えし、講演会を開催しました。
 その後9月21日には「集え!院友ユースよ!~人生の当事者になれているか~」と題し、株式会社ユーザベースの長永陽介氏、株式会社サニーサイドアップの森崇氏にご登壇頂きました。
 10月19日のホームカミングデーには、経済学部主催の「メディアの未来」というシンポジウムを共催させて頂きました。「地上波テレビの現状と未来」と題して、株式会社テレビ朝日・総合編成局次長の藤井智久様、また「インターネットテレビの現状と未来」と題して、株式会社AbemaProduction代表取締役社長・高橋良行様にご講演頂きました。 11月30日も経済学部主催の「絆づくりプロジェクト・見つけよう 私のキャリア」を共催させて頂きました。
 昨年度はコロナ禍で学校への登校が難しい環境で人が集まる講演会活動は自粛せざるを得ませんでしたが、今年は経済学部長に就任された星野広和学部長と、東都大学野球春のリーグ戦で優勝された硬式野球部の
鳥山泰孝監督にご出演頂き、オンライン講演会を開催いたしました。
 来季は役員が一新されますが、こうした活動を大々的に再開していただきたいと思っております。

 大学・学部行事への支援も、本会の重要な事業です。
毎年、解決型授業(PBL)のプレゼンテーション大会決勝に審査員を派遣、賞を授与しています。
また、経済学部懸賞論文の優秀作に表彰状、賞品を授与しております。
 そして学生支援事業として、母校の学生で大規模災害に遭遇し苦労を強いられている学生諸君に、奨学寄付金として寄付を行いました。
 
 そして、会の重要な目的である、会員同士及び経済学部との懇親をはかる様々な会合にも多くの会員が出席してくださり、業種・年代を超えての懇親を図ることが出来ました。
 
 こうした活動を行うには、会員諸兄、理事、役員のご協力が有ればこその任務でございます。皆様のご協力を頂きながら、会の目的である会員同士の親睦を深める事と、ビジネス塾、そして学生支援事業に邁進して参りたいと思っております。

        余談になりますが、最近読んだ本で衝撃を受けた本が有ります。ご紹介しておきます。
        それは集英社新書の「人新世の資本論」です。斎藤幸平という1987年生まれの若い学者が
        書いた565ページの大著です。テーマは、資本主義社会では気候変動を止められない、
        豊かな社会を作るための方策は・・・ と言ったところです。
        この本は2021年の新書大賞第1位の話題の書です。

◇ 大塚 勤(Otsuka,Tsutomu) - 74期・政経 ◇

昭和19年1月生まれ、國學院大學政経学部卒業
元・徳間書店取締役・映像事業局長、海外事業局長
元・徳間デジタル放送・代表取締役社長
元・スーパーデジタル放送・代表取締役社長
株式会社エイアンドジー・顧問プロデューサー

[趣味] ゴルフ、映画鑑賞